冷え症・免疫力低下
最近では冷房の影響で夏でも冷え性に悩む女性が増えています。冷え性の主な原因は、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の失調、新陳代謝の低下、動脈硬化、貧血、過度なダイエットによる低タンパク血症などがあげられます。また、冷え性は体質的なものでも神経痛や膀胱炎、月経不順、不妊症などを引き起こしやすいので、体質改善をしながら、規則正しい生活や食事への配慮、適度な運動など日常的に気を使うことが大切です。
漢方では、症状として血行不良、貧血、疲れやすい、朝起きづらい、寝つきが悪い、立ちくらみをおこしやすいなど同じような傾向があることから、冷え性、貧血、低血圧は同様の視点で捉えることが多く、状況を見ながら様々な原因に対して治法を行います。
健康を維持するために、人の体には生まれつき「免疫力」が備わっています。空気中のウイルスや食べ物に含まれる有害成分など、体に悪影響を与える異物から守る働きがこの免疫力の役割ですが、正しく機能するには「弱すぎず・強すぎない」絶妙なバランスがとても重要です。免疫力が弱ければ病気になりやすく、また強すぎると過剰に反応してしまい生活に支障をきたしてしまいます。花粉症などのアレルギー疾患は、この免疫力が過剰に反応してしまうために起きる症状です。
毎日を元気に過ごすためには、この免疫力のバランスを正常に保つことがとても大切なので、体調管理や体質改善は欠かせません。また、免疫力の低下を引き起こす原因となるストレス、飲酒・喫煙、食生活の乱れ、運動不足などにも充分注意しましょう。