尿の異常
排尿は正常な人の場合1日に4~6回ありますが、何らかの原因により異常に回数が増える場合を頻尿といいます。その主な原因としては、糖尿病、膀胱炎、膀胱結石などに伴うものと、神経性、心因性、加齢による筋力の低下などが考えられます。また、尿漏れを起こす場合では、切迫性、腹圧性などの神経伝達に関するものと、尿道括約筋の低下によるものがあります。
漢方ではこれらの原因を体質によるものと捉え、比較的尿の色が濃いタイプは体にこもる湿熱を取り除き、加齢により冷えが伴うようなタイプは腎気(エネルギー)を補い、気分がイライラするなどの心因性の場合は気の流れを整えるなど、状況に合わせて様々な対応をします。