生活習慣病
がん、心臓病、脳卒中など、以前まで「成人病」と呼ばれていた病気は、発症原因が加齢によるものと考えられていました。しかし、今では生活習慣や食生活の変化で日常的な不摂生による蓄積が影響し、若い世代にも発症することから、総称して「生活習慣病」と呼ばれるようになり、高脂血症、糖尿病、高血圧、悪性腫瘍、脳卒中、肝臓病、腎臓病、骨粗しょう症、がんなど様々な症状が含まれています。特に高脂血症、糖尿病、高血圧の3つの症状はサイレントキラーとも呼ばれ、自覚症状がほとんど出ないため、気付かないうちに動脈硬化や心疾患の原因につながる場合が多くなっています。これらの病気を根本的に解決するには、食習慣、適度な運動、環境など幅広く生活習慣そのものを見直していく必要がありますが、全ての病原を改善していくのは現実的に難しい一面もあります。
漢方では、体が本来持つ機能を正常化させながら体質改善を行い、生活習慣病の様々な症状に対して、より効果が期待できる処方をしながら緩和・改善をしていきますが、何よりも日頃から健康への意識を高め、症状が悪化しないように予防を心がける必要があります。