アトピー・花粉症
生後2ヶ月頃から発症するアトピー性皮膚炎は、額や頬に赤いポツポツとした湿疹が出て、しだいに全身に広がっていきます。強いかゆみが伴うので、かいてしまうと化膿してジクジクとした湿疹になり、慢性化しやすく、人によっては何十年も続く場合があります。アトピー性皮膚炎は、体質遺伝に加え、ある特定の食べ物や生活環境など様々な要素が絡み合ってアレルギーをおこすので、根本的な体質改善、食事や生活環境への気配りが不可欠です。
花粉症は、スギ・ヒノキ・シラカバなどの植物の花粉が鼻や眼の粘膜に触れて起こるアレルギー疾患です。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみ、のどのかゆみなどが主な症状で、発症原因となる植物は約50〜60種類を超えているそうです。
アトピーや花粉症など多くのアレルギー疾患を招く原因には、遺伝的なアレルギー体質はもちろんのこと、食生活や精神的ストレスが原因となる体質変化、体内に入る異物に過剰に反応してしまう免疫疾患などがあげられます。完治させるのは難しいとされていますが、体質改善をしながら、体の機能を整え、症状の緩和や改善には、漢方はとても有効的です。